コンサルをしていて、
よく質問いただく点として
「在庫回転はどのくらいがいいのか?」
ということがあります。
在庫?回転?
うちの在庫はくるくる回転したりしないよ?
と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、
もちろん、商品がいきなりくるくる回転することを行っているのではありません。
在庫の回転とは、
商品を仕入れて、在庫となり、商品が販売されて出荷される
その一連の動きを
「在庫回転」
といいます。
よく
「在庫回転期間は2ヶ月です」
などと言います。
これは、
「どのくらいの期間で在庫が全部回転するのか?」
を数値として考えています。
もちろん、
実際は在庫は無数にあるので、
1つ1つをトラックしているわけではありません。
全体として、
どのくらいの期間で売り捌けているのかということを
数値化しています。
計算式はある期間に対して
在庫 / 売上
です。
例えば、
月末の在庫が1000万円
月の売上が500万円だとすると、
1000万円 / 500万円 = 2
ですから、
在庫回転期間は2ヶ月となります。
今の在庫を全部売りさばくのに
今の売上では2ヶ月位かかりますよ・・・
という数値ですね。
数値自体に何か意味があるのではありませんが、
この数値が適正な範囲にあるのかどうかを管理することで、
過剰に在庫を持ちすぎたり、
逆に在庫が少なすぎることを防ぐことができます。
どのくらいが適正なのか?
ですが、
物販では基本的に
45日位(1.5ヶ月)で在庫を回転させることが
適正とされています。
ただ、これは一般的な物販です。
自分がどのような性質の物販を行っているかによって、
適正な在庫回転期間は変わります。
例えば、
中国輸入でも欧米輸入でも、
価格の変動が激しい商品を扱っている場合、
いわゆる「トレンド」の商品を扱っている場合、
45日では長すぎるでしょう。
というのも、
こういうトレンド商品の価格差は
1日1日縮小していきます。
45日も持っていたら、
ほぼ価格差が無くなってしまうか、
最悪、価格差が逆転してしまう(赤字になってしまう)ということに
なりかねません。
なので、目標としては
30日以下にしたいところです。
逆に、アンティーク商品の場合、
45日を目指して焦って売ってしまうと、
せっかくの価格差が生かせない場合があります。
商品によっては
半年、1年と寝かせて、
ようやく販売できるような商品も少なくありませんね。
このように、
ご自身の扱っている商品や販売方法によって
適正な在庫回転期間はありますから、
常に自分の在庫回転期間を管理して、
一番、調子のいい期間を見つけるといいでしょう。
そうすると
「どのくらい在庫があればいいでしょうか?」
という疑問が払拭されます。
ついでにですが、
持っている資金によっても
適正な在庫回転期間は変わります。
例えば、自己資金0で、
全部クレジットカードで仕入れている場合は、
在庫回転期間が2ヶ月以上ですと、
売上が入金されるよりも
仕入れた金額を払う方が早く来てしまうため、
キャッシュが回らなくなります。
このように、
自己資金が極めて少ない場合は、
何とかして在庫回転期間を短くする必要がありますし、
それ相応の資金を仕入れる必要がありますね。
また、適正さは利益率などにも関係してきますので、
この辺りはぜひ、ご自身で判断いただくか、
コンサルタントに相談してみましょう。
在庫は売上を生み出す糧となりますが、
物販の失敗のほとんどが過剰or過小在庫なので、
注意してし過ぎることはありませんね。