ビジネスのゴールとして
一番わかりやすいのは利益です。
要は「稼ぎ」です。
もちろん、
やりがいとか雇用創出とか暇つぶしとか
いろんな意義があるとは思いますが、
とりあえず利益を出さないと続けていくことすら出来ません。
ですので、
ビジネスは決まった期間内に、
できるだけ多くの利益を上げるゲームであるということですね。
では、
そのためにはどうすればいいのでしょうか?
1つの問題点として、
使える資源の量が限られていることです。
ここでいう資源とは
「お金」
「時間」
「人材」
など、限りのある資源で、
そこから利益が生み出されます。
ビジネスとは
こういう資源を上手く使って
利益を出していく活動ですね。
この資源の中で
とりわけ重要なのは
「お金」
と思われます。
特に、
自営でされている人は
時間も無限に使えるし、
人材も自分一人。
持っている限りあるお金をいかに使って利益を出すかが
相当重要なんですよね。
そこで、
経営でよく使われる指標について考えてみましょう。
ROI
という指標で、
英語だと
『Return On Investment』
日本語だと
『投下資本利益率』
です。
ちなみにROIは結構曖昧な数値でして、
特に
「投資」
に何が入るかによって数値が変わってきます。
・・・が、
我々はそこまで難しく考える必要はないので、
とりあえず
「使ったお金が一定期間に何倍になって返ってくるか?」
という指標であると考えましょう。
例えば
「1ヶ月で100万円儲かる事業」
と
「1ヶ月で50万円儲かる事業」
だったら、
どっちをやりたいですか?
ほとんどの人は
前者を選びますよね。
では、こうなったらどうでしょう?
「1000万円を投資したら、1ヶ月で100万円儲かる事業」
と
「100万円を投資したら、1ヶ月で50万円儲かる事業」
だったら、どっちをやりたいですか?
お金が超ふんだんにある人以外は
後者になると思います。
1ヶ月でのROIを考えると
前者は10%、
後者は50%です。
つまり、
後者のほうが5倍も収益率が高いということになります。
今、もっている
限りあるお金を有効に使って効率よく稼ぐには
ROIが高い事業を選んでいく必要があります。
ROIが高い事業を選ぶことによって、
結果的に自分の事業の利益額が上がってくるわけですね。
ネット物販の場合、
この投資できるお金については
いろんな考え方があります。
例えば
クレジットカードで仕入れる場合、
そして、
カードの支払前にすべて売上が回収できてしまう場合、
ROIは無限大になるとも考えられますよね。
(カードの限度額はありますが)
一方、
中国輸入で最初に100万円の仕入れ資金を支払い、
2ヶ月後に120万円になって返ってきた場合、
ROIは20%です。
こういうお金を使ってお金を生み出す事業と
カード仕入れのような見た目のROIが高い事業を組み合わせていくと
利益額は増えていきます。
逆に
いくら儲かるからと言って
ROIが低い事業ばかりやっていると
すぐにお金が無くなってしまいます。
この辺り、
バランスをとって自分のビジネスに組み合わせていくことで、
短期間で利益を最大化することができます。
今、
自分がどういう事業にいくら使っていて
そこからどの程度の利益が上がっているのかを分析し、
低いものは辞めて
高いものに集中していくと
利益は増えますね。
ただ、
ROIが低いからといって
やめていいのかというと
それは総合的な判断が必要になってくるというのが
ビジネスの思いろいところです。
ぜひ分析してみてください。